2006 2月の空手2月4日(土) 正午~13時半初めて練習生の方が二人という、会場を広々と使える環境の中、今日入会の女性に正座から構え、用意、基本を伝達しました。 基本の中の基本、正拳中段突きでは、あまり気付かなかったのですが・・・ 初日からスパーリングも何なのですが、JAPANさんと息子と、そのKさんという女性のみでしたので、「どうぞ、僕のお腹を思い切り殴ってみてください」と言いますと、「本当に大丈夫なんでしょうか?」と、ちょこん、ちょこんとしか突かれませんので、「大丈夫!男性の突きでもびくともしませんから」と言いますと、・・・・・・・・・・どすっ!!!!! ようやく5割くらいで突いてくれたその重さは・・・・・・ これが天性の才能という奴なんでしょう。 恐らく、福岡の我等が坂口塾長も「試合に出てみませんか?」と言わしめたあの息子の同級生の母親の回し蹴りと同じレベルの才能を垣間見たのでした。 次週の他の男性の仲間の反応が、今から楽しみです。 2/11(土)12時~13時半 美しい動き 本日より私が理想とする方の参加。 50代以上の空手である。 さて、先週はその突きの威力に驚かされた訳ですが、今日はもっと驚いた。 驚かせて下さったのは、今日はご主人の方。 基本の形が、何と初日にもうある程度完成の域に達しているのだ。 例えば正拳中段突き。 最初からかなりきれいな動きだったのですが、ニ三言付け加えただけで、砂漠に水が吸い込むごとく吸収されていかれる。 まあ、経験者でしかない動きなのに、未経験だとおっしゃられる。 お世辞ではなく、まったくの初心者でこれだけ初日からできる人は初めて見ました。 一時が万事。受けも最初からできてしまうので、もうびっくりであります。 それが、中学生とか高校生なら、まだ話も分りますが、このKさん、私はかなり素直な方なのではないかと、推測しています。 福岡の塾長の言葉が蘇る。 「よしりんさんねえ、動きの美しい人の方が、強くなるのも早いのですよ」 とすれば、私の東京支部でもその最たる位置にいらっしゃるのが、この方である。 考えると、私の性格で、これがまったく逆の現象だったらどうだろう・・ Kさんがどんなに伝えても、立ち方すらできなかったりしたら・・・ やはり、見えない何かが応援してくれてるとしか思えません。 そして、着替えの更衣室で、Kさんの言葉が私に勇気と喜びを与えてくれました。 「先日の体験稽古の次の日、いつも感じてた胃の痛みがないんですね。考えたら、ここに来ることでストレスが発散できたのかもしれません」 これは嬉しかった。 認められたという気がしました。 Kさん、ありがとうございます。 2/26(日) 貫禄 空手の道場をやっていて、何が嬉しいかって、それは練習生の腕が上がること、これに尽きます。 今日は嬉しいことがたくさん、ありました。 まず、23歳の体育会系の男性が、体験にきてくれたこと。 この方は、サッカーとバレーボールを長くされてきただけあって、さすがに飲み込みが早く、一緒にやってて、気持ちがいい。 もちろん、私の道場は、謙虚な方のみしか受け付けませんから、其の点も素晴らしく、思うに、やはり、素質のある人は人間性もかなりいい。 D君に、昇級審査の練習として、型を一人でやらせれば、ん? うまいじゃないか!!! 皆で練習する時よりもうまいのがどうしてか分らない。 一人でやって緊張しないのか? やはり、彼は大物らしい。 Nさん。 まだ覚えていないのにもかかわらず、躊躇という言葉はこの方にはなく、堂々と披露される。 私はこの気持ちが嬉しい。 Kさん夫妻は、何といってもご主人の優しさが、ちょっと私の涙腺を緩める。 だいたいが、一回の指導でできてしまうこのご主人がすごすぎるのだが、ちょっととまどう奥さんに優しく「こうやるんだよ」 って、もうアツアツなんです。 そしてT君。 うーん、やはり、道場には、どうしても約束組み手などの際に、お手本を見せなくてはいけないのだが、彼はだいたいを簡単にこなしてしまうようにまでなってしまった。 この二時間の練習でも様々なドラマがある。 このドラマを、多くの方に伝えていきたい・・・ |